直屋隠り(読み)ヒタヤゴモリ

デジタル大辞泉 「直屋隠り」の意味・読み・例文・類語

ひた‐やごもり【直屋隠り】

[名・形動ナリ]ひたすら家の中に閉じこもること。また、そのさま。
「けしきばめる消息せうそこもせで、いと―に情なかりしかば」〈帚木

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精選版 日本国語大辞典 「直屋隠り」の意味・読み・例文・類語

ひた‐やごもり【直屋籠・直屋隠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ひたすら家にひきこもること。とじこもって人前に出ようとしないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「御供にさぶらひつれば、ひたやごもりなりとて帰り給はん、びんなかるべし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
  3. じっと心の内にこめておくこと。
    1. [初出の実例]「いと恥づかしけれど、ひたやこもりにては、えやむまじきを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)

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