直接冷却発電機(読み)ちょくせつれいきゃくはつでんき(英語表記)direct-cooled generator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「直接冷却発電機」の意味・わかりやすい解説

直接冷却発電機
ちょくせつれいきゃくはつでんき
direct-cooled generator

内部冷却発電機とも呼ばれる。絶縁物を介さずに導体を直接,冷却媒体 (水素,水,油) で冷却する方式巻線の温度上昇中に大きな割合を占める絶縁物による冷却能力の低下を除くのが目的で,構造は複雑になるが,冷却能力は飛躍的に向上し,水素冷却方式に比べ有効鉄心長を 70~50%にすることができる (→水素冷却発電機 ) 。この方式の採用タービン発電機の大容量化が可能となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android