直木村
なおきむら
[現在地名]松元町直木
上谷口村の南、春山村の西、標高約一七〇メートル前後の北部台地とその南の標高三〇〇メートルを超す山地に立地する。元禄国絵図には「ナウキ」の訓がある。集落は北部に散在する。南部は広大な山林地帯。永田川・鳶巣川の流域に水田が開けている。東昌寺・池田・下直木の集落がある。中世には伊集院のうち。応永二五年(一四一八)一二月一三日の伊集院頼久寄進状(伊集院氏系図)に「伊集院直木」とみえ、そのうち坂上門の水田六反と園三ヵ所が広済寺(現伊集院町)に寄進されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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