直紅(読み)ひたくれない

精選版 日本国語大辞典 「直紅」の意味・読み・例文・類語

ひた‐くれない ‥くれなゐ【直紅】

〘名〙 (形動) 一面にくれないであること。また、そのさま。みなぐれない。
古今六帖(976‐987頃)五「誰がまきし紅なれか三輪山をひたくれなゐに匂はせるらん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「直紅」の意味・読み・例文・類語

ひた‐くれない〔‐くれなゐ〕【直紅】

[名・形動ナリ]全体紅色であること。また、そのさま。
「誰がきし紅なれば三輪山を―に匂はせるらむ」〈古今六帖・五〉
[補説]書名別項。→ひたくれなゐ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android