相付ける(読み)あいつける

精選版 日本国語大辞典 「相付ける」の意味・読み・例文・類語

あい‐つ・けるあひ‥【相付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]あひつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「あい」は接頭語。「つける」の改まった言い方 )
  2. 自分のほうに引き付ける。
    1. [初出の実例]「是は皆国々の勢を相付て、金崎の後攻(ごづめ)をせよとの為也」(出典太平記(14C後)一七)
  3. 矢を引きつけて、射やすい状態にする。
    1. [初出の実例]「心のはやるままに、人のあひつけたる鹿(しし)、いたまふべからず」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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