最新 地学事典 「相対古地球磁場強度」の解説
そうたいこちきゅうじばきょうど
相対古地球磁場強度
relative paleointensity
過去の地球磁場強度の相対的な変化。相対古地磁気強度とも。試料の自然残留磁化強度を人工磁化(非履歴性残留磁化または等温残留磁化)強度で割り算することで,試料の磁性鉱物組成の違い等に起因する磁化獲得効率の変化を補正する。主として堆積物において時間的に連続な記録を得るために用いられる。過去200万年間程度については,複数の地点から得られた記録を重ね合わせた汎地球的または地域を代表する変動曲線が得られている。変動曲線は,堆積物コア間の対比や年代推定にも応用される。磁化獲得効率の変化を人工磁化で完全に補正することは難しいため,堆積物の磁気的性質の変化が得られた相対古地磁気強度記録に影響していないかの検討が必要。
執筆者:山崎 俊嗣
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

