最新 地学事典 「相対重力計」の解説
そうたいじゅうりょくけい
相対重力計
relative gravimeter
重力加速度の変化あるいは異なる場所における重力加速度の差を測定するための装置。重力加速度の大小によってばね振り子のおもりが上下変位することを利用したもの(ラコステ重力計,シントレックス重力計など)やばね振り子の代わりに超伝導磁場で浮遊させたおもりを用いる超伝導重力計が用いられている。ばね振り子を用いた重力計は持ち運びが容易で,10−7m/s2程度の精度で2点間の相対的な重力差を計測する。超伝導重力計はおもに観測地点の重力加速度の変化を,10−9~10−10m/s2の精度で計測する。相対重力計は検定が必要であり,その方法として,重力加速度差のわかっている2点間の計測,傾斜台・回転台などに載せて見かけ上の重力加速度の変化を与える方法,絶対重力計との同時比較計測などの方法がある。
執筆者:新谷 昌人
参照項目:重力計
参照項目:シントレックス重力計
参照項目:船上重力計
参照項目:重力測定
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

