相携(読み)あいたずさえる

精選版 日本国語大辞典 「相携」の意味・読み・例文・類語

あい‐たずさ・える あひたづさへる【相携】

〘自ア下一(ハ下一)〙 (「あい」は接頭語)
① 互いに手を取り合う。連れ立つ。
四河入海(17C前)九「此山へ登る人は、〈略〉美人なんどを相携て、上て楽む様なる事はよもあらじ
② (比喩的に) いくつかの物事が伴って現われる。
潮騒(1954)〈三島由紀夫一二「出帆すると、不安と絶望混乱と悲歎とが、相携へて押し寄せて来たのである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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