日本歴史地名大系 「相染新田村」の解説 相染新田村そうぜんしんでんむら 秋田県:秋田市外旭川地区相染新田村[現在地名]秋田市土崎港中央(つちざきみなとちゆうおう)五―七丁目・同西(にし)一―五丁目・同北(きた)一丁目・三―七丁目・同相染(あいそめ)町土崎湊(つちざきみなと)町の北に接し、羽州街道に沿って南北に連なる。竈(かまど)神社(現土崎港中央七丁目)の元禄年間(一六八八―一七〇四)の棟札に「羽州湊羽立村」と記され、湊の中に羽立(はだて)村が位置付けられている。「羽陰温故誌」に「元禄宝永の頃、宗善大谷地羽立上石丁字四ケ所有之候」とあり、羽立村が相染村の一部であることがわかる。「相染」は馬頭観音を祀る「宗善(そうぜん)社」に由来するといわれる。湊の相染村であったが、寛文年間(一六六一―七三)湊の字が除かれ相染村となる(土崎港町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by