相添う(読み)あいそう

精選版 日本国語大辞典 「相添う」の意味・読み・例文・類語

あい‐そ・うあひそふ【相添】

  1. ( 「あい」は接頭語 )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 共に生活する。連れ添う。
    1. [初出の実例]「つねにあひそひたりける人の、その夜なかにて」(出典:兼輔集(933頃))
    2. 「あしくもよくもあひそひて、とあらむ折もかからんきざみをも見過ぐしたらん中こそ、契ふかくあはれならめ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 「そう」の改まった言い方 ) 伴う。従える。
    1. [初出の実例]「たらちねのおやのまもりとあひそふる心ばかりはせきなとどめそ〈小野千古母〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三六八)
    2. 「力なく今まで只一人付副たる中間を相そへられて」(出典:太平記(14C後)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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