相田卓三(読み)あいだ たくぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「相田卓三」の解説

相田卓三 あいだ-たくぞう

1956- 昭和後期-平成時代の高分子化学者。
昭和31年5月3日生まれ。東大助手,講師,助教授をへて,平成8年教授。高分子のデンドリマーの研究で知られる。平成5年「金属錯体を用いる高度に制御された高分子合成反応」で高分子学会賞。11年「分子間相互作用の空間制御によるナノ領域の新反応」で日本IBM科学賞。21年「分子間相互作用の精密制御によるナノスケールの機能創成」で日本化学会賞。水分95%以上を含む高強度で透明な「アクアマテリアル」の開発で注目をあびる。22年紫綬褒章。27年「有機分子材料のメゾスケール構造制御と新機能発現」で江崎玲於奈賞。大分県出身。横浜国大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android