看板大関(読み)かんばんおおぜき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「看板大関」の意味・わかりやすい解説

看板大関
かんばんおおぜき

江戸時代勧進相撲実力はなくても体が大きいというだけで大関に付け出された力士のこと。顔見せ土俵入りだけで,相撲は一番も取らなかったり,取っても幕下相手や看板大関同士で一番か二番取る程度だった。江戸時代の宝暦から天明までの大関はほとんどがそうであった。くわせ関,当座関ともいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android