日本大百科全書(ニッポニカ) 「県民手帳」の意味・わかりやすい解説
県民手帳
けんみんてちょう
各県の統計協会などが毎年発行している予定表付きの手帳。県民に役だつ生活情報や統計資料などが収録されている。全国の数多くの県で発行されている。
県勢や市町村勢の統計データ、主要な機関や施設などの所在に関する情報、緊急時の相談窓口や災害避難に関する情報に加え、郷土にまつわるシンボルや由来、地図、県民の歌、伝統行事などが載録されている。県によっては、名所や名物、ご当地グルメの情報などが掲載されている場合もある。
500円~700円程度のものが多く、発行元の団体に申し込んで購入する。一部の県民手帳は、県内の書店や文具店をはじめ、インターネットなどでも販売している。信濃毎日新聞によると、2013年(平成25)版では、長野県が5万5000部を発行し、発行部数で全国最多となっている。
[編集部]