最新 地学事典 「真の極移動」の解説
しんのきょくいどう
真の極移動
true polar wander
マントル-地殻系全体が自転軸に対して移動すること。マントルの質量分布に変化が生じたとき,地球の最大慣性主軸を自転軸に一致させるための現象と考えられ,スーパープルームの上昇や下降に伴って起こった可能性が指摘されている。真の極移動が大陸移動の速度に対して十分速く起こると,地球表層全体に対して地球の自転軸のみが移動して見える。一つの大陸から得られる見掛けの極移動曲線は,プレート運動による大陸移動と真の極移動を反映したもの。
執筆者:宇野 康司
参照項目:見掛けの極移動曲線
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

