真小薦(読み)マオゴモ

デジタル大辞泉 「真小薦」の意味・読み・例文・類語

まお‐ごも〔まを‐〕【真小薦】

こも。一説に、カラムシで作ったこも。
人言ひとごとの繁きによりて―のおやじ枕ははまかじやも」〈・三四六四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「真小薦」の意味・読み・例文・類語

まお‐ごもまを‥【真小薦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ま」「お」は、ともに接頭語 ) 「こも(薦)」のこと。一説に、「お」は「麻」で、カラムシを編んでつくったこもむしろ。
    1. [初出の実例]「人言の繁きによりて麻乎其母(マヲゴモ)の同(おや)じ枕は我(わ)は纏(ま)かじやも」(出典万葉集(8C後)一四・三四六四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android