


(たい)。
は解
(かいたい)、神判のときに用いる神羊。〔説文〕十上に「獸の
する
の艸なり。
艸に從ふ。古は
人、
を以て
に
(おく)る。
曰く、何をか
らひ、何(いづ)くにか處(を)ると。曰く、
を
らひ、夏は水澤に處(を)り、
は
柏に處る」という語を載せる。金文の字形に、艸中に
をおく形があり、白茅を以て犠牲を包み薦める意であろう。〔周礼、天官、
人(へんじん)〕に「
そ祭祀には、其の
の
羞の實を共(供)す」という語があり、まだ飲食しない初物を薦、他を進という。供薦の意より、薦進の意となる。
(せん)と通用し、副詞に用いる。
(せん)と通じ、しきりに。
古毛(こも) 〔字鏡集〕
クサ・コモ・ノブ・フサク・アク・コモフサ・タテマツル・ススム・ムシロ・カサス(ヌ)
tzian、
(
)tzia、また
dzyak、席zyakは声近く、これらはみな茅
・祭
としてその上に犠牲をおき、神に薦めるためのもの。いわゆる白茅屯束(とんそく)の用に供するもので、祭
として敷き、神に薦めるもの。
(進)tzien、祭tziatも声義の関係があり、神に進めて祭ることをいう。また
(巽)su
n、
dzhian、
(選)siuanも一系をなす語で、
・
は神に具(そな)える、
は神前で二人拝舞することをいう。
には
くもの、薦めるものの意がある。なお
tzian、臻tzhenと通じて、しきりに、いたるの意に用いる。
▶・薦挙▶・薦居▶・薦享▶・薦
▶・薦献▶・薦賢▶・薦言▶・薦
▶・薦至▶・薦祀▶・薦事▶・薦
▶・薦羞▶・薦書▶・薦
▶・薦臻▶・薦信▶・薦紳▶・薦寝▶・薦新▶・薦数▶・薦牲▶・薦席▶・薦然▶・薦草▶・薦達▶・薦枕▶・薦陳▶・薦
▶・薦
▶・薦導▶・薦牘▶・薦抜▶・薦罰▶・薦聞▶・薦辟▶・薦壁▶・薦
▶・薦保▶・薦脯▶・薦奉▶・薦誉▶・薦揚▶・薦
▶・薦礼▶・薦論▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
マコモや藁(わら)を編んだもので,敷物や被覆材として用いる。古くはマコモで織ったがスゲやチガヤ,イ(藺),ガマ(蒲),竹なども用い,現在は藁が一般的である。盆の精霊棚に新薦(あらごも)を敷く風習は古代の遺風を示しており,かつては殿上の大床や,大饗(たいきよう)の敷物,あるいは神事の斎庭(ゆにわ)や神前への奉納物の敷物として用いられた。神事などの敷物はすべて清浄を尊んで毎回新しくするしきたりであったが,民間ではこもはむしろ粗末なものとして扱われることが多い。産所にこもを敷くことは,愛媛県下でお産のことをコモウケといったり,山形県下で産婆をコモカブリということからも知れる。乞食や私娼をコモカブリというのもこれらがいつもこもをかぶっているからであり,戸のあけたてのぞんざいなるを〈こもたれ子〉とさげすむのは,出入口の戸の代りに小さな家ではこも類をさげたなごりである。こもは包装材としても使われ,こもで包んだ主に4斗入りの酒樽を薦被(こもかぶり)という。
→筵(むしろ)
執筆者:大島 暁雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...