真幡木庄(読み)まはたぎのしよう

日本歴史地名大系 「真幡木庄」の解説

真幡木庄
まはたぎのしよう

近世の竹田たけだ村から上鳥羽かみとば(現南区)辺りに比定される荘園竹田村域についていえば、古代の紀伊郡条里の穴田里の西北半分及び真幡木里の一部を含む。

康治二年(一一四三)八月一九日付安楽寿院あての太政官牒(安楽寿院文書)

<資料は省略されています>

とみえ、白河院政期の応徳年中(一〇八四―八七)に立券され、更に安楽寿あんらくじゆ院に施入されたことが知られる。おそらく芹川せりかわ庄と同様、いったん鳥羽院領となり、鳥羽離宮内に安楽寿院が創設されるとともに、同院に施入されたものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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