真明寺(読み)しんみようじ

日本歴史地名大系 「真明寺」の解説

真明寺
しんみようじ

[現在地名]石部町石部

岡出おかでにある。青木山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。貞享二年(一六八五)四世俊応が記した過去帳(寺蔵)によると、土豪青木一族の青木検校の持院で、慶長二年(一五九七)嶺誉蓮幸の開基とされる。境内は青木氏の城跡で、東西二六間・南北三二間、反別二反七畝余。「浄土宗寺院由緒書」によれば、阿弥陀寺(現滋賀県栗東町)末。「輿地志略」は青木右衛門佐の屋敷跡とし、右衛門佐は織田信長家人でのちに越前丸岡まるおか(現福井県丸岡町)城主となった紀伊守一矩の子息と指摘する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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