真昼の暗黒

デジタル大辞泉プラス 「真昼の暗黒」の解説

真昼の暗黒

1956年公開の日本映画。監督:今井正、脚本橋本忍、撮影:中尾駿一郎、音楽:伊福部昭。出演:草薙幸二郎、松山照夫、矢野宣、牧田正嗣、小林寛、左幸子、内藤武敏ほか。第30回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画ベスト・ワン作品。第11回毎日映画コンクール日本映画大賞、監督賞、脚本賞、音楽賞受賞。第7回ブルーリボン賞作品賞、監督賞、脚本賞受賞。

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世界大百科事典(旧版)内の真昼の暗黒の言及

【ケストラー】より

…第2次大戦中もフランスで捕らえられ悲惨な獄中生活を経験,これを描いたのが《人間の屑》(1941)である。一方,38年,スターリンによる政治的裁判が行われているころ離党し,この裁判の被告心理を描いた《真昼の暗黒》(1940)で政治小説家としての地位を確立。48年イギリスに帰化。…

【八海事件】より

…裁判では単独犯か多数犯かが争われ,吉岡は1953年,第二審の無期懲役の判決に従って下獄したが,阿藤ら4人は〈冤罪〉を主張しつづけた。この事件は,弁護士の正木ひろしが第一,二審の判決を批判して《裁判官》を書き,翌年,映画《真昼の暗黒》(監督今井正)も製作されて,社会の関心を集めた。これに対し最高裁長官田中耕太郎は〈裁判官は雑音に耳を藉(か)すな〉と訓示し,一審担当の裁判長藤崎晙も《八海事件》を書いて正木に反論した。…

※「真昼の暗黒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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