日本歴史地名大系 「真更川村」の解説 真更川村まさらがわむら 新潟県:両津市真更川村[現在地名]両津市真更川西は海を望み、北東は北鵜島(きたうしま)村、後背地は北小浦(きたこうら)村、南は岩谷口(いわやぐち)村(現相川町)と境する。集落北側に浄蓮坊(じようれんぼう)川、中央に堂(どう)の川、南側に大(おお)川、岩谷口村寄りには大(おお)ザレ川が流れ、大ザレ川は滝となって海に注ぐ。集落は大川寄り台地上西側の上衆(かみじよう)、東側の下衆(しもじよう)からなる。沖合二〇〇メートルの海中には鴨(かも)島・端綱(はづな)とり瀬・烏帽子(えぼし)岩などの岩礁が多い。集落はもと海辺の低地の字はしりくだりにあったといわれる。慶長五年(一六〇〇)の検地帳(真更川区有)では名請人一〇人で、草分は民部と記される土屋三十郎という。慶安元年(一六四八)の新田納方改帳(同区有)によると、さいの神・いちこ塚・そてはたけ・江ノ下・はしりくだりが新開された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by