真根牛(読み)まねうし

日本歴史地名大系 「真根牛」の解説

真根牛
まねうし

[現在地名]栗駒町尾松 菱沼

近世菱沼ひしぬま村の内であったが、比定地は未詳。「観蹟聞老志」に二迫にのはさまの内「菱沼真根牛泉沢」とあり、独立村扱いだが、「封内風土記」では菱沼村の内真似牛とみえる。同村丘陵地の南菱沼沖ひしぬまおきを同村とし、北の丘陵沿いの菱沼根岸ひしぬまねぎしを当地とする説がある(栗原郡誌)が未詳。寛永五年(一六二八)の二迫三迫足軽知行地目録(石母田家文書)に「二迫ま禰うし村之内四百卅五文(中略)同ま年うし村之内九百四十文」とあり、いわさき城主であった一家格の石母田氏の足軽の知行地があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む