日本歴史地名大系 「真根牛」の解説 真根牛まねうし 宮城県:栗原郡栗駒町菱沼村真根牛[現在地名]栗駒町尾松 菱沼近世菱沼(ひしぬま)村の内であったが、比定地は未詳。「観蹟聞老志」に二迫(にのはさま)の内「菱沼真根牛泉沢」とあり、独立村扱いだが、「封内風土記」では菱沼村の内真似牛とみえる。同村丘陵地の南菱沼沖(ひしぬまおき)を同村とし、北の丘陵沿いの菱沼根岸(ひしぬまねぎし)を当地とする説がある(栗原郡誌)が未詳。寛永五年(一六二八)の二迫三迫足軽知行地目録(石母田家文書)に「二迫ま禰うし村之内四百卅五文(中略)同ま年うし村之内九百四十文」とあり、岩(いわ)ヶ崎(さき)城主であった一家格の石母田氏の足軽の知行地があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by