真狩原野(読み)まつかりげんや

日本歴史地名大系 「真狩原野」の解説

真狩原野
まつかりげんや

羊蹄ようてい山の南に広がる洪積台地のうち真狩村・ニセコ町の東部にあった原野。蝦夷全図に「マツカリベツ山」とあり、「場所境調書」には「アフタ領 マツカリヘツ」とみえる。殖民区画地はマツカリベツ、チライベツ、オオホナイの三つの原野からなり、中心のマツカリベツ原野は後方羊蹄しりべし(羊蹄山)南麓を東流するマツカリベツ川沿岸に広がる地で、北はマツカリヌプリ、東はソリヲイ、シリベツ、ヌブリ山脈、南はチライベツ原野、西はコンボ山脈に臨む一帯であった(明治二八年「道庁第九回勧業年報」)。また「概ネ高燥ノ樹林地ニシテ渓沢多シ」「表層ノ土壌肥沃ニシテ主ニ楢、黄蘗しころいたやあかたもやちたもがんびささ密生ス」と報告され、原野区画面積は四二二万坪(「北海道協会報告」第五号)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む