真玉町(読み)またままち

日本歴史地名大系 「真玉町」の解説

真玉町
またままち

面積:四四・三八平方キロ

国東半島の北西部、周防灘に面して位置する。北部・東部・南東部は山で囲まれ、北は香々地かかじ町、南は豊後高田市、東の一部は東国東郡国見くにみ町と接する。真玉・上真玉・臼野うすのの旧三村にまたがる猪群いのむれ(四五八・二メートル)は山頂に巨石祭祀遺跡の残る信仰の山でもある。香々地町境の尻付しりつき(五八七・四メートル)は瀬戸内海国立公園に、黒土くろつち地区などは国東半島県立自然公園に含まれる。町内を赤坂あかさこ川・真玉川・臼野川などがいずれもほぼ西流し周防灘に流入する。かつて遠浅だった金屋かなや大村おおむら沖の海岸は昭和二一年(一九四六)から同四四年にかけての国営干拓事業で約四五〇ヘクタールの畑地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報