真玉(読み)マタマ

デジタル大辞泉 「真玉」の意味・読み・例文・類語

ま‐たま【真玉】

玉の美称
「―なすふ妹」〈・下・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「真玉」の意味・読み・例文・類語

ま‐たま【真玉・真珠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ま」は接頭語 ) 玉の美称。
    1. [初出の実例]「ま杙には 麻多麻(マタマ)をかけ 麻多麻(マタマ)なす 吾が思(も)ふ妹」(出典古事記(712)下・歌謡)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「真玉」の意味・わかりやすい解説

真玉
またま

大分県北東部、西国東(にしくにさき)郡にあった旧町名(真玉町(まち))。現在は豊後高田市(ぶんごたかだし)の北部寄りを占める地域。1955年(昭和30)町制施行。2005年(平成17)豊後高田市に合併。国東半島西部の真玉川・臼野(うすの)川両放射谷を主として、周防灘(すおうなだ)に臨む。国東半島海岸を巡る国道213号が通じる。放射谷の米作と、放射山稜(さんりょう)緩斜面海岸段丘面の野菜・タバコ・ミカン作、干拓地の野菜(ネギ・スイカ)作が主産業。遠浅海岸には貝類・ノリを産する。椿大師堂(つばきだいしどう)は春秋の大祭ににぎわう。無動寺(むどうじ)、応暦寺(おうれきじ)の木造仏や福真磨崖仏(ふくままがいぶつ)など文化財が多く、城前(じょうのまえ)には温泉がある。

[兼子俊一]

『『真玉町誌』(1978・真玉町)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真玉」の意味・わかりやすい解説

真玉
またま

大分県北東部,豊後高田市中北部の旧町域。国東半島北西部に位置し,周防灘に面する。 1954年真玉村,臼野村,上真玉村の3村が合体,1955年町制。 2005年豊後高田市,香々地町と合体し,豊後高田市となる。両子山山麓と真玉川,臼野川沿岸の沖積地,および海岸段丘と干拓地からなる。江戸時代は正徳2 (1712) 年以後延岡藩 (牧野氏,のち内藤氏) の領地であった。主産業は農業で,米作のほか,野菜などが栽培される。遠浅の海岸では養殖漁業が行なわれる。椿大師堂,無動寺,応暦寺,福真磨崖仏など由緒ある仏寺,仏跡が多い。城前には真玉温泉がある。

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百科事典マイペディア 「真玉」の意味・わかりやすい解説

真玉[町]【またま】

大分県国東(くにさき)半島北西部,西国東郡の旧町。真玉川と臼野川の流域を占め,川沿いの低地水田山地の緩斜面と海岸段丘上は畑地で,米,白ネギ,シイタケを産する。メロン,イチゴ,花卉(かき)などの施設園芸も盛ん。養殖漁業も行う。2005年3月西国東郡香々地町と豊後高田市へ編入。44.38km2。4096人(2003)。

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改訂新版 世界大百科事典 「真玉」の意味・わかりやすい解説

真玉 (またま)

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