真田古墳(読み)さなだこふん

日本歴史地名大系 「真田古墳」の解説

真田古墳
さなだこふん

[現在地名]九度山町九度山

紀ノ川南岸に形成された河岸段丘上の標高八〇メートル付近に位置する。古くから開口されている古墳で横穴式石室を埋葬施設にもち、「続風土記」に「当村風呂垣内といふ所には古墳の跡あり、その側土崩れて窟の口見ゆ、里人は真田の穴と呼ふ」と記されている。昭和二八年(一九五三)発掘調査が行われ、玄室の長さ三メートル、幅一・八メートル、高さ二メートル、羨道部は長さ一・三メートル、幅一・七メートル、高さ一・一メートルを測る片袖式を呈する横穴式石室であることが判明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む