真直中(読み)まっただなか

精選版 日本国語大辞典 「真直中」の意味・読み・例文・類語

まっ‐ただなか【真直中】

〘名〙
① まんなか。中心どまんなか
地蔵菩薩霊験記(16C後)一〇「物影よりねらいよりて、真唯中(マッタタナカ)を射たりけるに」
② (比喩的に) 物事の中心。道理などの深奥
※清原国賢書写本荘子抄(1530)二「常情とはまことぞ。其言のまったた中ぞ」
③ まっさいちゅう。まっ盛り。
※落語・お節徳三郎連理の梅枝(1893)〈三代目春風亭柳枝〉「処で今日が御婚礼、今御聟入りと云ふ真最中(マッタダナカ)へ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android