深奥(読み)シンオウ

デジタル大辞泉 「深奥」の意味・読み・例文・類語

しん‐おう〔‐アウ〕【深奥】

[名・形動]非常に奥が深いこと。また、そういうところや、そのさま。深遠。「学の深奥を窮める」「深奥哲理
[類語]幽遠深遠深長遠大広遠深い奥深い根深い深さ深め深み深層奥が深い玄奥深部

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「深奥」の意味・読み・例文・類語

しん‐おう‥アウ【深奥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「じんおう」とも。また、連声で「しんのう」とも発音する ) おくぶかいこと。究極のところ。また、そのところやさま。深遠。おく。おくそこ。
    1. [初出の実例]「この法、はなはた深奥(シンアウ)(〈注〉フカク)にして」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二)
    2. [その他の文献]〔孔叢子‐居衛〕

しん‐のう‥アウ【深奥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しんおう」の連声 ) ⇒しんおう(深奥)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「深奥」の読み・字形・画数・意味

【深奥】しんおう(あう)

奥深い。深遠。〔孔叢子、居衛〕子思曰く、書のは、複深奧、訓詁(くんこ)して義をす。古人の典と爲す以(ゆゑん)なり。

字通「深」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android