常情(読み)ジョウジョウ

デジタル大辞泉 「常情」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じょう〔ジヤウジヤウ〕【常情】

人間として普通の感情
「慎む心になるが―であろう」〈紅葉・二人女房〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常情」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じょう ジャウジャウ【常情】

〘名〙
① 人間であれば普通にもっている気持。普通の人情
※東海一漚集(1375頃)二・建長請象外和尚疏「雅量納海雄弁興雲明大法常情
仮名草子智恵鑑(1660)七「不忠にもなり、不義にもなる事は、凡人の常情(ジャウジャウ)なれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「常情」の読み・字形・画数・意味

【常情】じようじよう(じやうじやう)

普通の人情。梁・江淹〔雑体三十首の序〕きを貴びきを賤(いや)しむは、人の常なり。耳を重んじ目を輕んずるは、俗の恆なり。

字通「常」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android