真葛焼(読み)マクズヤキ

デジタル大辞泉 「真葛焼」の意味・読み・例文・類語

まくず‐やき【真葛焼】

幕末に、京都真葛原まくずがはらで宮川長造が焼き始めた陶磁器。明治4年(1871)四男の宮川香山横浜太田町に移窯、太田焼ともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「真葛焼」の意味・読み・例文・類語

まくず‐やき【真葛焼】

  1. 〘 名詞 〙 江戸末期、天保一四年(一八四三)に、京都祇園の真葛原で、楽焼の宮川長造が仁清焼(にんせいやき)に模して焼きはじめた陶磁器。のち、明治四年(一八七一)、その子初代宮川香山が、横浜の商人鈴木保兵衛に招かれ、久良岐郡太田村(横浜市南区南太田町)で、薩摩国鹿児島県)からとり寄せた土を用いて焼き、以来この地で盛んとなった。太田焼。

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