眩惑(読み)ゲンワク

デジタル大辞泉 「眩惑」の意味・読み・例文・類語

げん‐わく【×眩惑】

[名](スル)目がくらんで正しい判断ができなくなること。また、目をくらまして、まどわすこと。「照明灯の光に眩惑されて落球する」
[類語]幻惑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「眩惑」の意味・読み・例文・類語

げん‐わく【眩惑】

  1. 〘 名詞 〙 目がくらんでまどうこと。また、人の目をくらましてまどわすこと。
    1. [初出の実例]「駿逸にして人目を眩惑するは、わるいぞ」(出典:四河入海(17C前)一一)
    2. 「脩飾愈繁多なれば愈世人の耳目を眩惑して」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    3. [その他の文献]〔国語‐周語下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「眩惑」の読み・字形・画数・意味

【眩惑】げんわく

くるめきまどう。〔国語、周語下〕ならざれば則ち氣佚す。氣佚すれば則ち和せず。是(ここ)に於てか、狂悖の言り、眩惑のり、轉易の名り、の度り。出令不信、刑たり。

字通「眩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android