着膨れる(読み)キブクレル

デジタル大辞泉 「着膨れる」の意味・読み・例文・類語

き‐ぶく・れる【着膨れる/着×脹れる】

[動ラ下一][文]きぶく・る[ラ下二]厚着をして、からだがふくれるほどになる。「―・れるほど着込む」
[類語]ぼてぼて着ぶくれ厚着重ね着着込むレイヤード

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「着膨れる」の意味・読み・例文・類語

き‐ぶく・れる【着脹】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]きぶく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「きふくれる」とも ) たくさん重ね着をして、からだがふくれあがる。きふくだむ。
    1. [初出の実例]「紙ぎぬなむどの云ふばかりなく、ゆゆしげにやれはらめきたるを、いくら共なくきふくれて」(出典:発心集(1216頃か)一)
    2. 「日頃は厚手の下着やセーターで、ぼてぼてと着ぶくれていたのが」(出典:父の詫び状(1978)〈向田邦子〉お軽勘平)

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