ぼてぼて(読み)ボテボテ

デジタル大辞泉 「ぼてぼて」の意味・読み・例文・類語

ぼて‐ぼて

[副](スル)いかにも厚ぼったくて重そうな感じのするさま。「ぼてぼて(と)肉のついた腹」「ぼてぼてした厚地コート
[形動]に同じ。「ぼてぼてに着ぶくれる」
[名]野球で、打った球に勢いがないこと。「ぼてぼての内野ゴロ」
アクセントテボテ、はボテボテ
[類語]着ぶくれ着ぶくれる厚着重ね着着込むレイヤード

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精選版 日本国語大辞典 「ぼてぼて」の意味・読み・例文・類語

ぼて‐ぼて

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙
    1. 粒状の重いものが続けて落ちるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「夏になれば〈略〉紫玉紅玉累々、ぼてぼてと落ちて」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二)
    2. 軽快さがなく、もたついた感じ、また、厚ぼったく重たい感じを表わす語。
      1. [初出の実例]「ボテボテ肥った綿細工然たる姉さんだから」(出典:湯女(1898)〈内田魯庵〉)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「ぼてぼてに肥った掌をあてて」(出典:新西洋事情(1975)〈深田祐介〉泣いてパリに馬謖を斬る)

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