瞟眼(読み)ヒンガラメ

デジタル大辞泉 「瞟眼」の意味・読み・例文・類語

ひんがら‐め【×眼】

《「ひがらめ」の音変化》やぶにらみ斜視。ひがめ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「瞟眼」の意味・読み・例文・類語

ひがら‐め【瞟眼】

〘名〙 双方黒眼方向が一致しない眼。斜視。あるいは、白く濁った眼。また、その人。ひがら。すがめ。〔いろは字(1559)〕
浮世草子・好色三代男(1686)三「色黒きひがらめの女が、ぬるくうすき茶をはこぶもにくし」

ひんがら‐め【瞟眼】

〘名〙 「ひがらめ(瞟眼)」の変化した語。
滑稽本・田舎草紙(1804)四「天人の、藪入すがたと、見たは非が目かひんがら目か」

ひがら【瞟眼】

〘名〙 =ひがらめ(瞟眼)日葡辞書(1603‐04)〕

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