矢守一彦(読み)ヤモリ カズヒコ

20世紀日本人名事典 「矢守一彦」の解説

矢守 一彦
ヤモリ カズヒコ

昭和・平成期の歴史地理学者,比較文化学者 関西大学文学部教授;大阪大学名誉教授



生年
昭和2(1927)年10月16日

没年
平成4(1992)年8月3日

出生地
旧朝鮮・大邱市

出身地
滋賀県

学歴〔年〕
京都大学文学部史学科〔昭和28年〕卒

学位〔年〕
文学博士(京都大学)〔昭和46年〕

経歴
大阪大学文学部日本学科助教授を経て、昭和50年教授。同大附属図書館長を務めた。平成2年退官、名誉教授。同年関西大学文学部史学・地理学科教授。この間、人文地理学会会長、第15期日本学術会議会員など歴任著書に「蕃談漂流の記録」「都市プランの研究」「都市図の歴史」「古地図と風景」「城下町かたち」「古地図への旅」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の矢守一彦の言及

【集落】より

… 個別の都市や特定のカテゴリーに属する都市の変遷が取り上げられることも村落にみられない特色である。それらの研究としては喜田貞吉の平城京などの研究をまとめた《帝都》(1915),藤田元春の《平安京変遷史》(1930),小野均の《近世城下町の研究》(1928),大井重二郎の《上代の帝都》(1944),藤岡謙二郎の《国府》(1969),豊田武の《日本の近世都市》(1952),矢守一彦の《幕藩社会の地域構造》(1970)などがある。最近では計量地理学を導入した都市研究も多くなってきている。…

※「矢守一彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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