矢川津(読み)やかわつ

日本歴史地名大系 「矢川津」の解説

矢川津
やかわつ

そま川の川津。天平宝字六年(七六二)閏一二月二九日の造石山院所解(正倉院文書)などによると、同五年から翌六年にかけてなされた石山いしやま(現大津市)増改築の際、もと「山」にあった「三丈板殿一宇」が、法備国師によって石山寺に奉入されたので、移建されることになった。そこで、解体された板殿は「山」から矢川津に運搬され、そこから桴に組んで、杣川野洲やす川をこぎ下り、石山津に回漕されたことがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む