日本歴史地名大系 「矢本村」の解説 矢本村やもとむら 宮城県:桃生郡矢本町矢本村[現在地名]矢本町矢本大曲(おおまがり)村の西に位置し、北は小松(こまつ)村、西は牛網(うしあみ)村(現鳴瀬町)。ほぼ平坦地で南方は石巻(いしのまき)湾。古くは谷本と記したという。地名の起りは西端字上館下(かみたてしも)の丘陵地に八羽の鷹がすみ、八居(やもと)と称したことから転じたと伝える(安永風土記)。石巻街道が通る。細川安房守に宛てた年未詳八月一五日の黒川晴氏書状(細川芳久家文書)に「二関・矢本」とみえる。正保郷帳では田三八貫二七三文・畑五貫一九三文で旱損と注され、ほかに新田四貫六七五文。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報