矢本町(読み)やもとちよう

日本歴史地名大系 「矢本町」の解説

矢本町
やもとちよう

面積:四八・八〇平方キロ

桃生郡の南部に位置し、東は石巻いしのまき市、北は河南かなん町、遠田とおだ南郷なんごう町、西は鳴瀬なるせ町、南は石巻湾。石巻平野と旭山あさひやま丘陵の一部からなる。じよう川は河南町から青木あおき川、町域西部より東流する中江なかえ川を合せ、町東部を曲流南下して石巻工業港に注ぐ。単調な海岸線に沿って北上運河(野蒜運河)が走る。東西にJR仙石せんせき線および国道四五号が通り、ほか県道石巻―鹿島台かしまだい大衡おおひら線、河南―鳴瀬線、大塩おおしお―矢本線などがある。国道に沿って市街地が形成され、南部には昭和一三年(一九三八)に設置された海軍航空隊を前身とする航空自衛隊松島基地・矢本飛行場がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報