20世紀日本人名事典 「矢野貫城」の解説
矢野 貫城
ヤノ ツラキ
昭和期の教育家,経済学者
- 生年
- 明治19(1886)年7月4日
- 没年
- 昭和50(1975)年11月4日
- 出生地
- 高知県
- 学歴〔年〕
- 山口高商〔明治41年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章〔昭和38年〕
- 経歴
- 明治40年キリスト教の洗礼を受ける。山口高商助教授となり、大正2年教授。4年から6年まで米国コロンビア大学に留学、経済学のM.A.を取得。8年文部省事務官兼文部省督学官、昭和2年彦根高商校長、14年明治学院院長に就任。22年辞任し、日本基督教教育同盟会総主事。34年四国学院院長、四国学院短大を大学に昇格させることに尽力、40年辞任。戦後、教育刷新委員会委員、大学設置委員会委員として教育刷新に尽くし、国際基督教大学創立に際しては設立委員となり長く監事を務めた。また東京女子大、宮城学院、順心女子学院の理事や理事長を歴任し、主としてミッション・スクールの発展に努めた。著書に「欧米旅行雑感」「教育問題と基督教」「新商業道徳」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報