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監事 かんじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

監事
かんじ

法律上は,法人財産状態や理事の業務執行を監督するために設けられる公益法人の機関をいう (民法 58) 。株式会社における監査役と同じ役割をになっているが,監査役が必須機関なのに対して監事は公益法人に必須の機関とはされていないが,設けられるのが通常である。

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デジタル大辞泉の解説

かん‐じ【監事】

団体の庶務をつかさどる役。
法人の財産や理事の業務執行の状況を監査する機関。株式会社監査役にあたる。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんじ【監事】

法人の財産状況や理事の業務執行を監査する法人の機関。しかし,外部的に法人を代表する機関ではない。民法上,監事は社団法人と財団法人に共通する機関であるが,必ずおかなければならない機関とはされていない(民法58条)。しかし,特別法で設立される法人にあっては,必要的機関とされているのが通常である(私立学校法35条,消費生活協同組合法27条)。民法は,監事の職務として,(1)法人の財産状況を監査すること,(2)理事の業務執行の状況を監査すること,(3)財産状況または業務の執行につき不整の廉(かど)(異常)のあることを発見したときに総会または主務官庁に報告すること,を掲げているが(民法59条),監査上の必要があればこれ以外の行為もなしうると解されている。

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大辞林 第三版の解説

かんじ【監事】

〘法〙 法人の財産および理事の業務執行を監督する機関。会社では監査役と呼ばれる。
団体などの事務を受け持つ役。また、その人。 〔同音語の「幹事」は会や団体の庶務を受け持つ世話役のことであるが、それに対して「監事」は法人の財産や業務執行の状況を監督する機関や監査役をいう〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

監事
かんじ

法人の内部にあって、理事の事務の執行を監督する機関(民法59条)。法人には1人または数人の監事を置くことができるが、理事のように必須(ひっす)の機関ではなく、定款・寄付行為または総会の決議によって置くことができる(同法58条)。特別法に基づいて設立される法人では、置かれるのが普通(農業協同組合法30条など)。民法は監事の職務を次のように規定した。すなわち、(1)法人財産の監査、(2)理事の業務執行の監査、(3)財産の状況または業務執行につき不整の廉(かど)あることを発見したときは、これを総会または主務官庁に報告すること、(4)前記の報告をなすため必要あるときは総会を招集すること(民法59条)。なお、会社では監査役という。[淡路剛久]

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