知らんがためにわれ信ず(読み)しらんがためにわれしんず(英語表記)Credo ut intelligam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「知らんがためにわれ信ず」の解説

知らんがためにわれ信ず
しらんがためにわれしんず
Credo ut intelligam

「理解を求める信仰」の立場を表わすアンセルムス命題で,神の存在の証明を主題とした彼の主著プロスロギオン』で述べられている。啓示真理への信仰はかえって理性認識を助け真理へ導くとのアベラールの「信ぜんがために知解する」と対比される。「不合理なるゆえにわれ信ず」という言葉も上記2命題と異なる神学上の立場を表明するものとして有名である。 (→クレド・クイア・アブスルドゥム )

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