識らず知らず(読み)しらずしらず

精選版 日本国語大辞典 「識らず知らず」の意味・読み・例文・類語

しらず‐しらず【不知不識・不識不知】

  1. 〘 副詞 〙 それと意識しないうちにいつのまにか。知らないうちに。ついつい。偶然に。
    1. [初出の実例]「これ雁は陽鳥にて火気を多く得たり。火気の神は礼なり、この故に不知不識かくのごとし」(出典集義外書(1709)三)
    2. 「矢張(やっぱり)幾分か不知不識(シラズシラズ)思ってお出(いで)なさるんだ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む