知巧(読み)ちこう

精選版 日本国語大辞典 「知巧」の意味・読み・例文・類語

ち‐こう‥カウ【知巧・智巧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 知恵があって巧者なこと。かしこくたくみであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「道貴如愚非智巧、墻壁其心方合道」(出典:天柱集(1348頃)贈愚蔵主)
    2. 「許多の智巧ある人、相継で世に出て、工夫を用ひ」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐揚権〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「知巧」の読み・字形・画数・意味

【知巧】ちこう(かう)

器用。こざかしいたくらみ。〔商君書、去彊〕國、力無くして知巧を行ふは、必ずぶ。

字通「知」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android