知恵付ける(読み)ちえづける

精選版 日本国語大辞典 「知恵付ける」の意味・読み・例文・類語

ちえ‐づ・けるチヱ‥【知恵付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ちゑづ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. いろいろと知識を身につけさせる。修行させる。会得させる。
    1. [初出の実例]「胡麻壱粒を種として此ごとくなれる事をしらざりき。是をそもそも智恵(チヱ)付しは長崎に纔(わづか)なる町人」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)五)
  3. そばにいる人がいろいろと教えそそのかす。あれこれと入れ知恵をする。
    1. [初出の実例]「重とは聖人か二たひ出共なを盗人に知恵つけた者ぞ」(出典:古活字本荘子抄(1620頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android