知恵島村(読み)ちえじまむら

日本歴史地名大系 「知恵島村」の解説

知恵島村
ちえじまむら

[現在地名]鴨島町知恵島

吉野川の旧流路である川を挟んで西麻植にしおえ村・敷地しきじ村・喜来きらい村の北に位置する。北は吉野川を挟んで阿波郡柿原かきのはら(現吉野町)で、源太げんた渡が同村との間を結んでいた。近世には阿波郡に属した。慶長二年(一五九七)の分限帳には田川彦七郎知行分のうちに知恵島高三六石、岡崎九郎三郎知行分のうちに同じく知恵島高三六石がみえる。正保国絵図では知恵嶋村とみえ、「ていしま」の訓があり、高三二一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android