矯め付ける(読み)ためつける

精選版 日本国語大辞典 「矯め付ける」の意味・読み・例文・類語

ため‐つ・ける【矯付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ためつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 悪く曲がったりしわのよったりしている衣服を、きちんと正しくする。また、正しくよそおう。折目をただす。
    1. [初出の実例]「キルモノヲ tametçuqete(タメツケテ) キル」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「ゑぼしため付てめされ」(出典:幸若・烏帽子折(室町末‐近世初))
  3. 方式どおりに正しくする。きっちりとする。
    1. [初出の実例]「万死一生の場にて筆も振はず、斯様にためつけては書れさうなものでなし」(出典:浮世草子・風流曲三味線(1706)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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