石榴草科(読み)ざくろそうか

精選版 日本国語大辞典 「石榴草科」の意味・読み・例文・類語

ざくろそう‐かザクロサウクヮ【石榴草科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。約一一五属二四〇〇余種あり、主にアフリカ南部に分布。葉は対生または互生で托葉はなく、しばしば多肉。花は両性、放射相称、集散花序をなす。花弁は四、五枚、時にない。雄しべは五、または三本、時に多数で束生する。子房は上位または下位で、一、二~五室、時に離生した五室。各室に一ないし多数の胚珠がある。果実は普通蒴果(さくか)。ツルナ属とこれに近縁な南アフリカ原産の一属は時に花弁がなく、子房が下位で三~八個の心皮からなり、各室に一個の胚珠があることなどから、ツルナ科として扱うことがある。また、南アフリカ原産で観賞用に栽培されているハナヅルソウ、マツバギクやサボテンギクはマツバギク科として扱われることも多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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