石田英一(読み)イシダ エイイチ

20世紀日本人名事典 「石田英一」の解説

石田 英一
イシダ エイイチ

明治〜昭和期の鍛金家 東京美術学校教授;鍛金会会長。



生年
明治9年4月11日(1876年)

没年
昭和35(1960)年12月3日

出生地
東京

別名
号=素瑛

学歴〔年〕
東京美術学校卒

経歴
鍛金家の平田宗幸師事。長らく母校東京美術学校で教鞭を執り、同助教授を経て大正3年には同教授となる。昭和2年から約2年間フランスに留学。鍛金家として、主に官展や日展に作品を出品し、3年から帝展審査員を務め、のちには鍛金会会長に就任した。代表的な作品に、「打物家鴨香炉」「鎚起黄銅花瓶」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石田英一」の解説

石田英一 いしだ-えいいち

1876-1960 明治-昭和時代の鍛金家。
明治9年4月11日生まれ。平田宗幸にまなび,大正14年母校東京美術学校(現東京芸大)の教授となり,昭和2年フランスに留学。3年帝展審査員。官展,日展で活躍した。鍛金会会長。昭和35年12月3日死去。84歳。東京出身。号は素暎。作品に「打物家鴨香炉」「鎚起(ついき)黄銅花瓶」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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