日本大百科全書(ニッポニカ) 「石碌鉄山」の意味・わかりやすい解説 石碌鉄山せきろくてつざん / シールーティエシャン 中国、広東(カントン)省南西部、海南島西部の鉄山。石碌嶺(れい)の西麓(せいろく)に位置する。古生層珪岩(けいがん)を母岩とする後マグマ作用による交代鉱床で品位60~65%の赤鉄鉱を産し、埋蔵鉱量は約4億トン以上といわれる。1939年に日本軍が海南島を占領してから開発された。露天掘りで機械化採鉱され、鉱石の一部は島内で製錬し、他は大陸その他へ送っている。[房村信雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例