石馬谷古墳(読み)いしうまだにこふん

日本歴史地名大系 「石馬谷古墳」の解説

石馬谷古墳
いしうまだにこふん

[現在地名]淀江町福岡

小枝こえだ山の山腹斜面に立地する前方後円墳で、全長六一・二メートル、後円部径三四・五メートル、高さ七メートル。葺石を二段にめぐらし段築成されている。外部に円筒埴輪、朝顔形埴輪、人物・盾形の形象埴輪をもつ。後円部が前方部に比べ異常に高く、古式の墳形を呈する。近年試掘調査され、須恵器坏・高坏・脚付小持壺などが検出され、六世紀後半の築造と考えられる後期古墳である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 大陸

国指定史跡ガイド 「石馬谷古墳」の解説

いしうまだにこふん【石馬谷古墳】


向山古墳群(むこうやまこふんぐん)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android