砂を掴む(読み)すなをつかむ

精選版 日本国語大辞典 「砂を掴む」の意味・読み・例文・類語

すな【砂】 を 掴(つか)

  1. 相撲で、勝負に負ける。土がつく。また、相撲以外で失敗することもいう。
    1. [初出の実例]「しょせんもない夕霧伊左衛門のこんたんで、旦那おもひの馬がはたらき、忠しんかえって不忠心、あすの茶番は見事に砂(スナ)をつかむはヱ」(出典:滑稽本・口豆飯茶番楽屋(1816)下)
    2. 「いつの場所でも一日も砂(スナ)を掴(ツカ)まぬこなたといひ、浅間屋敷は申すに及ばず市中一般今日の相撲は、こなたのものと噂をすれば」(出典:歌舞伎有松染相撲浴衣(有馬猫騒動)(1880)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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